2/12(水) Deadly delicious 出演者について

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ステートメントのような文章はこちら。あわせて読んでみてください。
dmomokam.hatenablog.com
さて、この日出演を依頼したDJとミュージシャンですが、組み合わせ自体に特に意味はなくて、それよりも単に私のパーティーに必要なひとたち!という感じで声をかけました。

まずはDJについて。
私がお菓子パーティーをやろうと考えたとき、初めから勝手に出演を決めていた&彼も出ることを勝手に決めていたであろう、Takishita Norihiro
私もcrewになってから1年以上経っている、巷で噂の平日パーティーfinedayを続けているミュージック&パーティーラヴァー。それに、焼き菓子を作ってひとに配ることが大好き。そんな彼に感化されて私も焼き菓子をパーティーに持ってくるようになりました。
ジャンルがつけられないバンドtentative fourやインダストリアル・ノイズ・ユニットのeightyeight-eightynine、それにscrewed DJなどいろんな音楽性を好み楽しむTakishitaさんとは、音楽に対してもお菓子作りに対しても私とは思想が合わず(笑)、でもパーティーの楽しみかたや作りかたには共鳴するところがあり、いまはたまたまfinedayはTakishitaさんと私の2人がcrewとして活動していますが、同じ方向を向きながら違うことを考えそれを出し合い、いい作用が生まれているような気がします。
今回、どんな音楽を、そしてどんなお菓子を持ってくるか、非常に非常に非常に楽しみです。

ヒップホップDJであるSlim Valleyさん。
fineday出演の際にプレイを聴いて、度肝抜かれるかっこよさ。なんていえばいいか分からなかったのでとりあえず、かっこよかったです!!!といいにいきました。
軽やかにどす黒い音楽をかけるその姿は、私が絶対に到達できねえ本物のDJだ…っと憧れてしまいます。
お菓子作りもするという話を聴いて、ばっちりやん、と思い出演をお願いしました。
いちおー全方位ラブなパーティーです、とお伝えしていますが、甘いのかヘビーなのか両方なのか、どんな感じにしてくれるのかわくわくしています。

そして、ええ〜音楽やるの〜?とびっくりしたかたも多いのではないかと思います、いまいちばんクールかつ熱いイラストレーター、クィアアーティストのカナイフユキさん。痛いほどに胸が締めつけられる、3冊のzineをまとめた作品「LONG WAY HOME」でも感じられるカルチャーの部分に興味がわきました。
実は彼に声をかける前に、ライブアクト1組をあと誰にしよーか?とかなり悩んでいて、断られたりひとと話したりするなかで急に、別に”ミュージシャン”でなくていいじゃん!って思いつき、私の好きなひとにしーちゃおってお願いしました。
私がなかなか聴かないポップなところを攻めてきてくれるんじゃないかな?と音楽的にもバランスがとれるのでは。自分、ナイス采配!

そして今回の主催、わたくしdead ももかでございます。
DJとしてはまだまだ、というかいつまで経ってもDJと自分から名乗れないけれどもベースミュージックのマイナージャンルWaveのDJとしては堂々と立つつもりがあるただの甘えん坊なのですが、今回はWaveはメインでなく、らぶくてばりばりに楽しい、ジャンル縦横無尽なセットにしたいと思っています。
DJをするときに思うのは、私はテクニックがないしディグをする気もあまり無いからみなが聴いたことないいい音楽を聴かせるというよりは、私だけが呼び寄せることのできるよく分からない時空間を作り上げたい、ということです。どう?なんだか楽しみな雰囲気でしょう?
お菓子については、できるだけみなで食べられるように、ヴィーガン・フード、それにできれば、できればですが…グルテンフリーにも挑戦したいです。

ライブアクトについて。
ラブといやあ、「ラブラブ企画」を主催するシンガー内田るんさんでしょ、と真っ先にお願いしました。
彼女の作る曲は、かわいくて少し居心地が悪い、とてもポップな音楽です。使う言葉の分かりやすさでも組み合わせの妙、そして耳馴染みのいいメロディー、つい口ずさみたくなる曲ばかりです。
とても個人的な話ですが、私が風鈴欲しい〜といったら彼女がどうぞっていきなりくれた、人類ラブじゃんなエピソードがあります。そういうことですよ!

開催二週間前に出演が決まった平野太一さん。
ライブでのエモーショナルで美しい歌の数々に胸が熱くなり、ああああ私のパーティーをさらに彩ってくれる方がいた…!とライブ終わりにすぐ声をかけました。
私はついラブっていうと甘く切なくそれでもハッピー、な感じを想像してしまいますが、それだけでない心も身体も引き千切られてしまうようなことも常にあって、そればかりじゃしんどいけれどそうやってひとの優しさが紡がれていくこともあるだろうと、平野さんの曲を聴いて思いました。

こんな夜は二度もありません。
僭越ながら、私の好きなラッパーのリリックを引用いたします。
”見逃した不運を一生後悔して嘆き 不幸な余生を送ることになるのは悲劇”