日記

やたら暖かくて事務所前の桜がぶわっと開いていた。
事務所の窓から見る風景はとても好きだった。
そんなに遠くない電車が模型のように小さく見えたり、広い空間に沢山のバスが並んでいたり、なかなか良い景色だった。
もう見ないとなるとまあまあ惜しい気持ちにはなるけれど、これからも毎日色んな風景を目撃するし、脳の空きも大して無いだろうから忘れたらそれでいい。


読みかけの路上をまた読み始めた。