日記

何がきっかけか分からないが急につらくなってしばらく泣いていた。どうやって生きたらいいか分からない。ずっと分からない。
大好きな服を買って着て、ピアスをいくつか開けて、自分のここちいいかたちになろうとして、間違わないようにしたつもりだった。かわいいからだ。 でもいつも噛みあわない。痛む親知らずみたいにどうにもできない。気を紛らわすために夜と朝にたくさん歩いた。外で花を見る数秒はいつも幸福で満たされた。花が視界からなくなるとその感情はしぼんで小さくなってよく分からなくなる。
いまは数年前より、1年前より、苦しくないと思っていた。
だけど、ときどき頭痛がひどくなり、気持ち悪くなり嘔吐する。たぶん、私は緊張している。それが積み重なって、どん、と来ている気がする。
晴れたら洗濯ができてうれしい。思っている以上にできのいいお菓子が作れてうれしい。切れそうな洗剤とトイレットペーパーと食パンを忘れず買えてうれしい。
たぶん、本当にうれしい。良かったと思う。
すてきな音楽を聴いて、いろんな話をして、うれしい。楽しい。すごく、美しい時間をいっぱいいっぱい過ごしてる。本当にそうおもう。
なのに、がらがらと崩れてく。溺れていく。終わりをさがしていることにきづく。どこまで、いつまで、なにをすればおわれるんだろう。おわりたい。
それはあまりいい感情じゃないと知ってる。そう思うことは自傷行為のようだと考えて、不毛だからやめたほうがいいと思う。
はやくおわれなくて、私はたくさん泣いてる。どうしてこれだけ、ちゃんと理解できないのだろう。