日記

今は内も外も向けないやばい状態だと認識して生きている。なんとか中間を維持しているつもりなんだけど、どうなんだろう。
内側には底なし沼があって外側には棘だらけ。その中間を無理なく歩きたいのだけど上手くできませんえん。
この〜せんえん、千円なんだけど、これは高校の頃の友人が一時使っていてすげえださくてでもそれがおもしろくて、まああれだ、内輪ウケだ、で、くせでつかってしまう。それにしてもださい。今となってはおもしろくもない。これが思い出の良さだ。
内と外の話に戻るが、どこにもいけない状態だからひたすらに歩いているのかなと最近思う。思う、というかそういうことにした。
本当にただ歩いている。
歩いているとスケーターに出くわすことが増えた。練馬、中野、新宿、渋谷、どこにでもいる。今年スケボーを始めたけれども、街でやるやつらは上手いやつなんだと実感した。私はできない。畏れ多いというのもあるけど何より、ひと、坂道、枝、マンホール、その他色々が怖くてできたもんじゃない。お前全然やってないだろ!と思ったあなた、そう、確かにあまりやってない。だから各区で出くわして、おお私もオーリーやってみたい、と思ってそわそわして、ある日の夜中スカートからワークパンツに履き替えて分厚い靴下を履き、家の鍵と防犯として一応iPhoneだけポケットに入れてスケボーをやりに外に出た。
内も外も向くのが怖いときは、無言で歩くか走るか滑るのが良い。
行く先も期待も幻もなくただ進む。自分の足で進む実感はある。それなんだよ、と帰宅し靴下を脱いでほっとした。