日記

その日が来るまでは毎日謎で苦しんでいる。
27(まだだけど)年間いつもそうだった。
来る前後にようやく気づく。そのあとまた忘れて苦しむ。


すばらしいものごとを見た夜のあと、私は何にもなれないけどそれを誰かに伝えることができる。ごく少数の、ひねくれているか、または美しいまでに純粋であるかの、本当に偏ったひとたちにだけれど。
前にも書いたかもしれないけど、私は性格が悪い。優しくない。
例えば、zineやこんな文章でも読んでくれているありがたい、はっきりいって暇人(しかし愛すべき)の全員に、書いた意味が伝わっていると思ってない。曲解してるやつだっているんだと思ってるし、やはりそんなやつは苦手だ。ありがたいけど、ごめん。こんなこと書く必要はないか。いや、だからお馬鹿で語彙も貧相な状態でできるだけ分かりやすく書こうとしてるんだよ。すげえだっせえ、暑苦しい文になってる。でも馬鹿だから、方法がそれしかないのだ。
伝わらないよりは、ずっと、ずっと良い。


普段は服ににおいが付くから嫌いな煙草のにおいに包まれた今夜、少し勢い良く鼻呼吸をして、その感触に心地よさを感じながら、いつものそれがやってくるのを感じている。