日記

小さい頃、いや10代、20代前半ぐらいまでは誕生日前から意識して少しわくわくしていたのはプレゼントがもらえるとか、ケーキを食べられるとか、それ以外にただただ自分の記念日というのが嬉しかったからなのではと思う。当日は特にそわそわしていた。
それがいつの間にか、前日ぐらいになってからようやくハッと気づくような寝ぼけ具合になっていた。
今朝はいきなり見知らぬ男性に「いってらっしゃい」とささやかれ、それでこないだの夜、通り過ぎざまに「スカート短けえ」と突然いわれたことまで思い出して気持ち悪いし悔しい気分でどんより出社して、誕生日なんて全く頭から抜けていた。
昼休憩に外に出たら暖かくて、どこの花も綺麗に開いていて、27年間生きた…良かった…とかようやく誕生日だったことをしっかりと思い出して、自分の日だと思ったら少し嬉しくなって思わず軽く散歩をしてから事務所へ戻った。
いろんなひとにお祝いの言葉をもらってとにかく嬉しかった。
いい日だ。