映画

ゴジラ、ストレイト・アウタ・コンプトン、クリード、ロッキー、ゴーストバスターズ観た。ロッキー2は寝た。


クリードは感動した。映画っていいよなあというのを感じる作品。
リリンの生み出した…うん…それ…。そう思わせてくれました。
ロッキーへの敬意を込めたカバー。(サンプリングという言いかたもできそうだけど、その言葉は音楽以外には使いたくない)
ロッキーの登場人物みんなダメっ子!!!なとこも悪くないんだが結構きついとこあって(それはそれでリアルなような気も)、だからロッキーの後、移り変わった時代が反映された、アップデートされたロッキーこと映画クリードが生まれたことが嬉しい。
作品からも、作品が生まれた経緯からも、希望を感じて、気持ち良かった。


ロッキーは、クリードを観てなかったらただただ苦手な映画だと思う。
ロッキー、いいやつなんだろうけど人見知りの私からしたらロッキーのエイドリアンへの態度はうざい怖い関わりたくない、なんすよね。あんな感じで絡まれるのは非常につらい。
さらにいきなり家で服脱いでこっち来いよって、イタリアの種馬感出し過ぎ!落ち着けよじゃじゃ馬!!!
で、壁に追い込んでうまくいくって…壁ドン怖いよねって話が21世紀でようやく常識になりつつあるけれども、ああいうの観てきて勘違いしたひとたちがいたんだろうと妙に納得した。
エイドリアンの兄貴は精神的DV気味だし、エイドリアンが不憫で、昔の女性ってのは特につらいなってのに気をとられてしまった。
や、分かるよ。兄貴の貧しさ故の弱さや、ロッキーの力しかないという弱さも。それを受けとめるのが女性というような描かれかたになっていたのが何ともいえない。
ロッキーの、兄貴の、エイドリアンの、(あと自分の叶わなかった夢をロッキーに託すミッキーもね)不器用さはよく描かれていたけども、結構嫌な気分になった。
でもロッキーのトレーニングやアポロとロッキーの試合の部分は良い。アポロの入場するときのヒーロー感、めちゃくちゃかっこいい。映画としては若干ヒールの立場だけど、強いヒール、いいよねえ。
立場の違う2人が同じ舞台で本気でやりあうってのは気持ちが良い。
そして主人公が負けるってのも、ウワーッ正しい…!って、よくこう作ってくれたな、と感心した。
全てが思うように上手くいかなくてもいーよってのは弱いもんにとっては誰かにいってもらわな忘れてしまいがちなんで、ありがたかった。