日記

最近zineがどうとかそういうことばかりでちょっとよくないと思う。偏っているのが余計偏っている。
こないだ久しぶりにジンスタナイトパーティー、いつもの新宿ラバンデリアに行って、ジンギャザで読めなかったzineを読んだり自分のzineを納品して、あと少しだけ手売りして、トレードして、話をして、全然知らないことばかりをきいたので面白かった。自分が5年、10年経って、ひとに知らない面白いことを話せるかというと、すごく難しい気がする。今思いつくだけだと、つまらない服屋の話とか、自分が過去やったしょうもないことの話とか(多少ストックはある、全然パッとしないけど)、子宮奇形の話とか、それぐらいしかない。あとは好きな靴下・下着・靴屋の話とか。音楽、映画とか。相棒の話も、結構できる。
しかし思い返すとジンスタナイトに来るひとたちは偏りがあるひととしか思えなくて、そもそも偏りがないひとなどいないと思うのでこんなことを書いてもしようもないのだが、いい感じに知らない話と知っている話とを投げ合うことができると思う。
zineって何だ?から、野中モモさんとlilmagにたどり着く、という話は書いておきます。
もちろんそれが全てではないけどさ!(野暮)


最近よかったもの
intergalactic FMのmix このオランダのネットラジオかなんかは、結構いかれたコレクターがmixを作って流しているのでときどきものすごく自分にフィットしたものに出会える。2年前くらいにごく一部で話題になった80-90’sの日本のニューウェーブ、ポストパンク、ヴィジュアル系以前などの猛烈なコレクターの某氏(昨年なんと来日していたらしい)のmixが特に好きだったのだが、最近配信されていたオーストラリアの80’sニューウェーブ、ポストパンク、ローファイなどのマイナーなアーティストのカセット、レコードのmixもすごくよかった。このDJはマイナー音源のコレクターで、本業はグラフィックデザイナーらしい。
・あまりうまいとはいえない
・おもちゃ箱感はない
・ガチャガチャかつノイジー、録音がやはりきれいではない
・陶酔感
その感じが好きなひとにははまると思う。下手で音が汚い版のarab strap、とか。


先月だったのがもう?という感じだけど、kato massacreでの中国は北京のHowie LeeのDJはかなり良かった。
結構分かりやすい民族音楽のフレイバーを、howie leeは前面に出す感じの、それでいて超絶かっこいいベースミュージックになっていて圧倒された。民族音楽って舞踏のイメージがあるんだけど、要はもともとダンスミュージックなんだとしたらそりゃ合うわけだな、と合点がいった。
しかしこれができるひとってかなり貴重だと思う。
ファッションもそうだし音楽にしてもここ数年は中国ブームの気配があるみたいけど、ほんともっともっとがっつりきてほしい。欧米の考えた中国や欧米の評価した中国ではなく、いろんなものを取り込んだ中国が見たい。