日記

とてもつらい。
楽しみなことはある。旅行、新しいワックスを使うこと、10本のつぼみのポピーが開くこと、これから作るもの、手に入るだろう好きなバンドのレコード、好きなひとと会うこと、など、真剣に考えれば数え切れないくらいだ。
でも、朝からいきなり泣きそうになる、最悪な駅、街に近づくからか。
たくさん見かけるモノグラムのバッグがコーチからグッチに変わり、なんといっても急増するシャネル。さらに、醜悪な、高級ブランドのスカーフを持ち手に巻いているバッグを何回も見かける。
ここでなんとか持ちこたえられるのは、ふわふわした犬、細長い犬、大きくてきれいに毛を手入れされた犬たち、たくさんの犬たちと、他の土地より比較的色んな国の料理が食べられること、そして駅から仕事場までほんの数分なこと。
ストリート風の20-40代の男性たちはツメが甘いし(せめて二度見させてくれるようなスニーカーぐらい履いてよね)、他にも、全身新品かっていうパンク風スタイルには、まさにそれが人生の答えだと教えてくれる。いくら金があっても。
こんな街に毎日行くと、生きてるだけで反逆も、なかなかに、難しくなるというのは弱気過ぎるのか。
早く逃げ出したい。
g.l.o.s.s.のdemoとtrans day of revengeを何度も何度も何度も何度も再生した。
どうやって生きたらいいのか本当に分からないけど、私は彼らと同じ時間に生きていて、叫ぶことができるのは分かる。
今日はここまで。