you and me(and)zine


→you and me zine 表紙画像。実物はトレーシングペーパーで素敵な色合になっております(大変な自画自賛!)。


10月にMOUNTZINE2、新港ピアにて展示・販売しましたyou and me zineという私のzineにふろくをつけて、zine/インディペンデント雑誌/ミニコミ誌/グッズなどを扱うwebショップLilmagにて、少部数ですが扱っていただいております。
LilmagのHPはこちら>>>http://lilmag.org


ご存知の方は多いかと思いますが、Lilmagはアートやカルチャーの造詣に深いライター、翻訳、編集業を営んでいる野中モモさんによって集められた国内外の冊子がいっぱい。
紹介文もしっかり書かれていて、それを読んでいるだけでちょっと面白い。もちろん買って読むのが一番面白いけど、soldoutのものもあるのでネ…。
自分の目や足だけでは出会えなかっただろうものに出会えそうな予感と、何か新しいものごとを知ることができるお店だと思います。
(が、告白しますとまだ一度のお買い物だけです、すみません!)


私、zineとの出会いは3〜4年前に渋谷にあったIVYにて手にしたcarson zineというフリーのものだったのですが、なんかすげえものに出会ってしまった!とどきどきしていました。知らないことしか書いていない、しかも面白い。使われている言葉の新鮮な文章、グラフィックのおしゃれさ。知らない誰かのフリーの冊子で、こんなに充実したものを見たのは初めてでした。
誰が何のために作ったんだろうってすぐにインターネットで調べ、それから辿ってLilmagやzineの交換・販売イベントがあるということを知ったのでした。
実は、初めてzineイベントをのぞいたとき、その熱さに入り込めなくてそのカルチャーは自分には向いてないんじゃないかと本気で悩んで(私はよく悩みます)、自分はもうちょっと遠くから眺めていようなんて考えていました。
その間に個展やグループ展をに参加してみたり、アクセサリーを売ってみたり、誰かと関わりながら物事を進めること、受け手(鑑賞者や買い手)がいなくちゃどうにもならないことを頭で理解する以上に真っ向から実感して、私弱気過ぎてたわ!と気づいて大急ぎでzineを作りました。


いいたい(表現したい)ことなんて、いつも日記に書いたり家族や友人にしゃべりちらしたりしてるけど、それだけじゃ満足できない。その結果として、私にはzineという形態が合っていたのかもしれません。
以前にtwitterでなんとなしに「他人の日記以上アート未満実際パンツ話」と自分のzineを形容しましたが、私は知識も少なく誰もが感動する作品や文章を創作できるわけでもなく、自分が出せるものは自分しかないと思って必死に本当のことだけを書きました。見せたいしゃべりたい伝えたいという気持ち、それでいいのがzineだと、私のyou and me zine制作でいきついたひとつの答えでした。


長々と書きましたが、ま、実物も見てちょうだいってこと!
これからアクセサリー作りも再開します、この先も見守ってくだされば幸いです。