20130819


8月19日
黄緑のタンクトップ 1個
何か作るルール 7個目(8月18日製作)
[8月15日分1個繰越]




ロックミシンを今になってこんなに使いこなすとは。
学生の頃の私は何をやっていたんだ。
タンクトップ作った。作れるよタンクトップ!
既製品を見ながら、自分のサイズに合うよう寸法を変えていって形を決めました。
ニットの縫製自体はそんなに難しくないのですが、伸縮することを考えて形を決めなくてはならないことが若干厄介なので、もしやってみよーちう方がいたらなるべくできるひとに教えてもらうか、本を参考にしましょう。最近は家庭用ミシンを使ったニットのソーイング本が売っていて、とても分かりやすく、初心者にも向いていると思うのでおすすめです。

カット&ホームソーイング―ニットファブリックでぴったりフィット

カット&ホームソーイング―ニットファブリックでぴったりフィット

いつかTシャツを作りたい。プリントもしたりしてね!夢が膨らむ。


このワンピースはLes Briqu'a Braque(レブリカブラック)という日本のリメイク服ブランドのもの。
後日ちょいと書きます。


さて、タンクトップを作っていて改めて物を作ることについて考えた真面目で退屈なことを書きますね。
学校でたかだか3年学んだだけだから私も初心者に毛が生えたようなもんで、ソーイング本は頼りにしています。
初心者の"作りたい"という衝動は大切ですが、物作り(私がいえるのは服作りに限られますが)において力を付けるには、基礎からの応用というステップを踏むことと数をこなすことしかないと思っています。どんな分野においてもそうかもしれませんね。本で得られる理論や、手法、身体の構造、道具・素材の知識などと、実際に作り着ることによって得る感覚が結びつき、それを繰り返して自らの血肉と化していく。そうでないと着心地が良く無理の無い服は作れないと思っています。
服は使う物、だから使ってみて気づいて、そしてより使いやすく、かつ、見た目の良さとの兼ね合いのとれるかたちをみつけたい。
私が今に生きていてラッキーだと思うのは、これまで沢山のひとたちが手探りをしながら導きだした技術や知識がしっかり記録されていて手に入りやすいこと。そのために歴史に残るような新しいものは生まれにくくはなっているかもしれないけど…21世紀の時点ではそれってもう無理があるような。18世紀以前の着物やドレスで色んな技術を目にすることができんのよ、そっからしたら今の新しさなんてミジンコ並!ミジンコの背比べ!
だからね、今は残された記録を存分に利用していいものを作ればいーじゃない?ラッキー、つって。
作って得られる頭と身体の感覚は、やった本人にしか手にすることができないからとりあえず作ってみてさ。
そして膨大な過去のデータを更新しつつ後に伝えていければいいですね。


やる気に突き動かされて闇雲にやって失敗するのは最初だけにして(着れない服はただの布よ?捨てないで大事にとっておける?)、手筈を踏んで大切に着られる、長く使えるものを作りましょ。
それ込みの衝動をお持ちでしたら、私の書いたことなんてごみっすよね…。(わあ、ネガティブ!)