20130830

  
8月30日
ワンピース 1個 何か作るルール14個目(8月29日製作)
ヘアピン 0.5個 
写真のサイズが変ですみません。何でだ。


ずいぶん前に着なくなったボーダーのニットの一部をカットしたものに、ギャザーを寄せた布をスカート状に縫い付けました。
スカート部分は卒業制作のときに使った、コーヒー好きが高じてコーヒー染めをしたバンブーと紙の混紡布の余り。後ろに付いてるタッセルもこのときに作った。
卒業制作は本当に納得のできないものを作ってしまったんで、卒業後1〜2年の間に使えそうなパーツや布を切り取って枕カバーにしたりフックを取り付けて物を掛けられる収納用品にしました。使えない部分は捨ててしまいました。
学生の頃のいくつかの作品は未だにとっておいてあって、この#物やってる最中に見返してみても、やはり卒業制作は一番つまらない作品だったなと思いました。
回想終わり。
後ろの写真、しわっしわでお恥ずかしい…。
ヘアピンは、シルクのくるみボタンを並べて縫いつけたもの。
シルクのくるみボタン、卒業制作のときに5〜60個くらい作って以来、自分でアクセサリーを作る際に取りり入れるようになりました。…後味の悪い制作も一応、身にはなってるみたいです。
あ、あとピアスね、かわいいっしょー。dicokickちう、日本の、わりとお安いのに精巧な作りのアクセサリーブランドなのですが…。一度はルミネに出店していたり直営店もあったようなんですが、今探してみたらブランド無くなったっぽいす…。わあ…。
このブランドはフィギュアや玩具を製造・販売しているグッドスマイルカンパニーという会社がやっていたのですが、だからかモチーフの作りがとても綺麗でした。細かいところまでしっかり作られてるんだよー。アメリカのブランドとかだとなかなか誤魔化しがきいていて、エッジの処理が適当で不必要な丸みが出てたりする(デザインが良くて買ったりするんだけど…)。
単純な推測ですが、しっかりと原型を作っていたのではないかと思います。非常にもったいない。もったいないよー!!!!!!
…なんつってさ、今いいアクセサリーないかなあ、なんてちょっとネットでアクセサリー探し始めちゃったんですね、そしたら1時間ばかりしっかりヴィンテージのコスチュームジュエリーのサイトを見てしまっていて、欲しいものがみつかったのでこれからも一生懸命働きたい。
あれ、何を書いてたのか忘れた。
ジュエリーのことなんて全然分からないけどよー(なんつってな、えへへへへへへへへ)、使われている素材が素材なだけに市場の価値がそのものの価値と思われがちなアイテムだと思うのですが、私は宝石だろうがプラスチックだろうがガラスだろうが真鍮だろうが、素敵なものは素敵だといいたい。
まあダイヤの美しさも分かるよ…。前にね、おかんに借りたダイヤのネックレスね、いつか、狙ってるんだ…(最低というなら言え!最低でも着けたい!)
ジュエリーの話は若干地雷な部分でもあるんでやめますね…。


今回服に使ったのは竹との混紡ですが、紙の布っての、あまり一般的でないのはコストがかかるわりにあまり誰も必要としてないからなんだろうと思います。
紙の布の良さ、私もあまりはっきりと分かりません。扱ってみて思ったのは丈夫ということと、保温性、速乾性かなあ…とぼんやり。
数年前に、無印良品の(当時は実験的な位置付けだった)MUJILABOというラインで紙の布の服というものを出していたのですが、全く売れていなかったようで池袋西武店でもネットでも長い間売れ残って半額になっていました。当たり前だよね。安くてシンプルなイメージの無印良品の、1万超えの変わった服を誰が買うよ。
(このMUJILABOっての、数年間そんな謎のクリエイティヴをやり散らかした挙句、今ではコンセプトをがらりと変えて"オーガニック"や"定番"を打ち出した、わりとおしゃれなラインになっています。今夏のワンピースやブラウス、クラシックなスタイルで可愛かった…。)
紙の布といえば、日本の民芸品に紙を織った布があると、誰かのエッセイで読んだ覚えがあります。
和紙を撚って(ねじって糸状にする)織って布にする。この布、とても暖かいらしい。
このエッセイを読んだのがもうずいぶん前なので不確かなのですが、そこに紙があったから、的な感じで昔作り始めたとか書いてあったような。
このとき既に綿とか麻とかあったと思うし、紙は書いたり障子や行燈のために使ってたと思うんだけど、そう考えるとリメイクというか二次的に作るってことになりますよね。そういうの、昔もやってたのかと思うと昔のひとの創造力の豊かさにはほんっっとに適わないともう笑っちゃう域ですよ、おほほ。仕事量も恐ろしいものがあるよね、大体が手作業だしな。
先達に乾杯!
(適当って言うな!本当にすごいって思ってんだよー!)