最近聴いているものなど

いつからか聴き始めたヒップホップですが、ここ1-2年、ますます自分にとって楽しいものになってきました。ヒップホップちうても残念ながら海外のものにはほんのたまーにしか手を出せていなくて今年は新しく出たもの2枚と中古数枚買ったぐらい。今頃カニエのイーザスにしびれたぐらいでして、聴いているのは日本のものが中心です。
たまにライブを観に行きますが、ヒップホップは特に、やっている"色"みたいなものが顕著で、面白さと煩わしさの両方を感じます。
色とかよく分からない言葉を使ってしまったけども、やる場所、イベント、どのグループと仲が良いとか、バンドや別のジャンルと一緒に出るかとか、メジャーかインディか(加えてアンダーグラウンドでいるか、ならざるをえないか)など。
そういったことばかりにこだわってないで活動している、しようとしているひとたちが好きです。めんどくさくなくて。かっこいい。


上のこととは特に関係なく、最近聴いているものは下記。順不同。
beyond 「THRILLER WORK」
5lack 「5sense」「WEEKEND」
V.A.「CONCRETE GREEN」
CONCRETE GREEN(以下CCG)にはたまげました。一時期SEEDAのアルバムや客演の曲を聴いていてかなり感動していたんですが、どっかで急に「あっ違う!これじゃない!」と思ってしまってぱったり聴くのをやめてしまっていました。
好き好き生きるのって大変ねあーつらいつらいファッキューデストロイデストロイうどんベイビー猫、とかいってるバンドの曲を聴いてだらけた学生時代を過ごした私には、悪い感じちうか本当にいけないものを運んだり売ったり吸ったりしていたひとたちのヒップホップは強烈で、そういったひとたちの罪の意識(の有無)や後悔なんて知ったこっちゃなくてまるで物語を読むのと同じに、いやそれが事実だと知ってより面白くもあり、しかし自分と違うと思える世界に住みながら自分と重なることも考えてたりするから聴いていられた。もちろん、SEEDAのラップは上手くてかっこいい、言葉の使いかたも達者だし、リリックから分かるが素直だ。だから好んで聴いていた。
ただ私も大人になるのよね、「知ったこっちゃない」が面白かった時期は過ぎて、それよりも自分の日常の延長線上にありそな(でも無いかも)ことを歌われるほうが心地が良い。それが「これじゃない」の後に求めたもの。曲が充分に好みでなかったこともある。
でもたまげたたまげた。CCGはまさに「こ・れ!」でした。SEEDAもメンバーのSCARSの2曲目、mikE maTida(これから名義は大文字になるそう)との3曲目が特に好きなんですが、歌われる内容は、うーん、こんなんいっちゃ悪いんだけど「当たり前だろ!」なことで、でもその当たり前のことがちゃんとできて、ちゃんとできてますって口にできるひとってどのくらいいるんだろう。その当たり前のことができなくて反省して、ちゃんとやらなって人前でいうのは簡単じゃない。
ちゃんと生きんぜーっていってんのかなと受け取ってます。
CCGの曲はSEEDA1人の曲でないのと(…mikE氏のヴァースが特に好きだし)、「これじゃねえー!」と思ってからSEEDAの曲をほぼ聴いてないも同然なので、SEEDAのことを書いてるのか何なのか適当な感想ですが笑って許して!CCGのシングル、良かったってこと!
限定だーって買ってみて、大正解の1枚でした。