大阪

元来、何をするのも億劫なので、簡単で手にしやすい楽しみばかりに飛びついて生きているのだけど、近頃それで良いという確信がついてきた。他人がはいどうぞって何か出してくれたらつかんで、目の前にひもがぶら下がっていたら引っ張る。顔があれば殴る。おお、最後のは間違った。
26年生きていて、興味のあるものを自分が得られる範囲で追っているつもり。
頭は良くないし体力も無い、外見も良くない、お金は持ってないしめんどくさがり、コミュニケーション能力の低さに最近改めて自分でもびっくりしたし、色んなことが限界限界。
それを認識するのは諦めでは全く無くて、見極めのために必要なのだ。私にとって無理の無い最短ルートで快楽を得るために。少しの寄り道は楽しめるから良しとする。
死ににいくために生きてるわけではないから、自分が無茶をすることや破綻することは不要だと思っている、今は。
他人がそうなっている様は結構。悪くない、嫌いじゃないよ。自分がやるには荷が重いだけ。


はい、最近読んでる「路上」関連の書籍にかぶれてついつい考えてしまった人生観が溢れた暑苦しい前文をお読みいただき誠にありがとうございます〜。恥ずかしいって?今さらねーよー、だって私、私が結構好きだし。あーまたいっちゃった…。か、閑話休題!(←前述の文章があたかも全体のスパイスになるかのような魔法の呪文)
愛と快楽を追い求めることに生きようとしたニールやルーアンになれない21世紀の日本人ではありますが、追い求めたいことはまあまあある。
今一番したかったのは、UKのgrimeMCのラップを生で聴くこと、体感すること。
そんな一夜のために東京在住ではありますが、大阪へ0泊2日で遊びに行きました。
楽しかった、ほんとに楽しかった。何時間もずーっと、重低音しかかからないの!客は踊り狂うわ出演者も観る側になって踊り狂うわ、あの狭い空間で何かが起きていたという事実も熱いんだけどさ、体感したことが単純に自分の欲しかった興奮で最高だった。
今思い返すとあの時間の熱が高過ぎて、今とのギャップを感じて最早ずいぶん前のことのように思われる。でも強い手応えは残ってる。
それに、足腰ガッタガタ!これに限ってはやはり無茶だったと少々反省。でもあの場で抑えるのこそ無茶だよ!


P&Tが終わると疲れ果ててまあ寝ましたよね。起きたときには、これで満足ダ!と始発も出てないのに外出ちゃった。
泊まるとこも無いし24時間開いてる何かしらに入って時間をつぶそうと軽く考えてたんだが、私、大阪を知らなかった。
新宿も渋谷も池袋も、24h営業のファミレスやカフェや漫喫がすぐみつかるじゃない。その感覚でいたらなかなか無くて、だんだん夜が明けてきてもどこにも入れず、でもまあ街見るかってひたすら歩いた。
心斎橋の朝、ちょっと何かあったり無かったりミホちゃんになったり(※私ははるかちゃん)、でももー疲れたしめんどいなーと新幹線の出る新大阪へ移動。何かあると思うじゃない、新幹線の駅。東京しか知らなくて本当にすみませんでした。
そこは住宅地が広がっており、朝6時には老人と犬しかいない。ミニスカートでふらつく女、完全に異物だった。なんか、街を乱した気がして申し訳ない気持ちになった。
結局駅内の6:30〜営業のチェーン店で本を読みながら寝ながら時間を過ごす…。
最初から最後までわけわからん旅で良かった。
他人からしたら無駄だったり何でもない時間かもしれないね。ああ、こんなこといわないで締めたかったんだけど、私はまだまだ弱い。すまんね。
楽しかった♡


早朝写真の大阪編。

良い感じの店/なぜ網かけた

鉢やプランターをひたすら置く家が多い/低い

植物が家を襲ってるというか共存というか、そのくらい緑がいっぱい。

平屋と緑と公明党