日記

生ぬるい温度にいとしいひととつかっていたい。キリキリしながらぐるぐると動き回り未来を保証することが生きることだなんて、考えたくない。
ゆっくりと歩いて、ときどき喉を潤して、けらけら笑って、夜を抱いて眠る。そういう生活がすき。
本当は難しく考えることはしたくないけど、考えないといろいろなものに肉体よりも先に心が殺されてしまうので、そうしている。
だからいつも疲れている。いつも泣きそうだし、実際ときどき泣いている。
私は戦いたくない。闘いたくない。
私の人生はたたかいじゃない。
私の人生はいろとりどりの花のアーチから始まり、天には白い太陽の光とそれに照らされる月が横並び、草についた露や海面はきらきらとひかる。ふわふわの動物たちが駆け回る。
そんな風景を夢みること、いや、手にしたいと祈るぐらいは、自由にさせてほしい…