日記


メテオナイト一日目。今年で最後なんだって、メテオナイト。
それで前夜祭のメテオオールナイトと、二日間のメテオナイトと、大変にボリューミーな日程になっておる。オールナイトは体力的に無理だと思ってメテオナイト二日間をとりましたが、これも正直辛いよね!一日目、暑さだるさに負けて昼寝てから行っちゃったもんね!
相変わらず頭痛い眠いと思いながらネストに着いて、なんすかね、音漏れ聴こえてすぐふっわ〜と楽しくなっちゃうこの単純さ。かわいくない?かわいくない。あ、そう。
すみません。ほんと、すみません。
しかし、何バンドか観て、わったのしー!から、すぐにああ疲れた…と座り込んでしまって、とりあえず外出ようかなー、でもちょっと観たいような…というバンドがあって、少し観てから決めよ!と観始めた。そしたら、すごく良くて、びっくりしてしまった。何が驚きかって、過去に何回か観たことがあって好感はもっていたけども、そう強い印象は残ってなかったからだ。
多数の楽器で鳴らされる厚みのあるレゲエの曲に、しっかりした歌声がのる。
SUPER DUMBを聴いていたら、解放されたような気分になって、少し前にクスリをきめた(イブA錠)のもあるんだろうが、すっかり身体が軽くなって、もう踊るしかなかった。
彼らの曲には芯の太い自由を求める精神が息づいていて、それを全身で受けとめなくては手にすることのできないだろう、熱くて確かなポジティブさで支えられた気持ちの良さをそのとき感じていた。
…わけわかんなくなってきちゃったな。
とにかく、彼らの表現するものは簡単にどかすことのできない、正しい強さだなと感動した。
そんなに得意でない、漂う煙草と酒のにおいを積極的に堪能してしまうほどに、そこの音楽、場所、空気は力強く素晴らしいものだった。


YOLZ IN THE SKY、THE ACT WE ACT、LOW VISION、HIRATUKA DECORDER、宮武 BONES、Ohayo Mountain Road、少し休んでSUPER DUMB。今タイムテーブル見返したら会場着いてほぼ全部観てる。(ずっとではないがKENNY BAKERも観た。)
外に一度出て、休憩。そのとき、どっからどー見ても全身CHANELのお姉様(40歳前後かしら)を見てしまい(内訳:ツイードスーツにロゴどーんなチェーンバッグ、ソックスブーツ)、陳腐な表現しかできなくて申し訳ないが、ここはなんて分かりやすいカオスなんだと唖然とする。
外は夜なのにいるだけで汗まみれになるほど蒸暑い。私はクーラーの効いたカフェで身体を冷しホットコーヒーを飲んでしまっている。タイムテーブルと時間を気にして、そろそろかと残りのコーヒーを無理矢理一気飲みして、あの暑い、熱い場所へと戻る。こんな状況、"それ"以外の言葉に代わりがみつからない。


MILKを観るぞ!と戻ったら、その前のバンドが始まったばかりで、しかも超ゴリゴリのハードコアで、うわっ!ちゃう!と少し腰がひけた。頭にマスクしてるひともいるし、これやばいやつや…と混乱して下手な関西弁いいたくなる。
SMASH YOUR FACE、何いってんのか分からないし最強にうるさいし、好みかといえばちょっと違う。しばらく聴いてみたらかっこよくて楽しくなってきた。
でもめちゃくちゃ男らしい力強さのライブに、だんだんとどうにもならない憧憬の念が湧いてきてしまい、ちょっと泣いた。
女でいることに違和感は無いし、うんざりってときもあるけど、わりと楽しいし結構満足していると思ってた。それでも、やはり女は女で、男は男、という事実を忘れるわけにはいかない。
私は特に身体面からくる精神のありかたを重視してしまっているんだが、ハードコアにはつきもののモッシュなんかまさに男の空間で(たまに女もいるけどかなり少数)、あの感じは男が男の力を楽しんでいるように見えるときがある。ごめん、それは考え過ぎてるね。みんな、音楽とそのときを楽しんでいるのは分かってるよ。
モッシュに入りたいわけではないんだけど、男の体力は本当に羨ましいし、自分が出せない男の高い声も低い声も憧れているし、他にも色々ある。
数年前ほのかにもっていたと思っていた男の子になりたいという気持ちが実は結構本気だったことに気づかされて、ぎゅっと胸の奥に押し込んでいたものが出ちゃったんだなあと思った。
女として女特有の事実を存分に楽しんで生きていたのかもしれないけど、男の特有の事実を、認めず、見ないふりをしていたんだろう。
これまであまり観てこなかった種類のライブを目にして、避けていたものが分かって良かった。しばらくは、羨ましいな、と思って生きることを許していたい。
いつか、自然に気にならなくなると良い。


と、しんみりした後のMILK〜デラシネ〜HARD CORE DUDE〜COSMIC NEUROSEの流れはあっという間に過ぎていった。楽しかった、ん、だ!
何よりデラシネが!私のレスザンの入口はおそらく…?デラシネで、デラシネをどっかで知ってライブかCDかどっちが先か忘れたけど、とにかく衝撃を受けて、いつかメテオナイトで観る!と思ったものです。それが果たせて、うわ〜ん!!!感動だよ〜!
なんちゅーか、面白くて圧倒的で、他に代わるものがないひとたち。メテオナイト、というかless than TVに関わるひとらにそんなことを思いました。
幸せいっぱいのメテオナイト一日目でした☆
二日目についてはめんどくさくなったので詳しく書きません。
くっそ楽しかったです。


追記:めんどくさいとかいってすみません。
とりあえず観たのだけでも。
younGSounds、metrofield、SiNE、DMBQ、kaniQkai、ECD+ILLICIT TSUBOI、Olololop+MC しりアス、SODA!、FLUID、odd eyes、V/ACATION
ちょっと観たのは三沢洋紀と岡林ロックン・ロールセンター、YOUR SONG IS GOODMOST、CHARM、TIALA
すっごい混んでてびっくりした。
この並び、すごくないかな、なんかよく分かんなくて。
そんな感じっす。V/ACATIONのときよく分かんなさがほんと最高潮で、はたのさんが更地にするっていってほんと、バンドも客もみんなでやっちゃってた感じで、好きだなーと思いました。この感じが。
終わり。